症例4解答、解説、討論記録

解答:異型細胞
[解説、討論]
N/C比がやや高く核腫大と複数個の核小体を有した大型異型細胞が孤立性に認められる。
細胞診では悪性細胞としたが、参加者からは核形不整がみられず、核内の不明瞭化、
ほとんどの異型細胞の所見が判で押したようにほぼ同様であること、また核小体の形が
不整で複数個ある所見などは良性細胞ではとの意見が述べられた。細胞診断後の膀胱
生検組織では悪性細胞は認められず、また食道癌細胞としても細胞像が異なり、食道癌
化学療法の影響に伴う反応性良性細胞(由来不明?)ではないかなどの意見が述べられた。
いずれにしても実臨床では悪性と断定せず、細胞像から「異型細胞」の診断に留めておくのが
良いとの意見などが交わされた。なお、患者は2か月後に永眠。尿中の異型細胞の特定には
至らなかった。

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